司法書士から過払い金の依頼を断られる方が急増中
消費者金融やカードキャッシングの払い過ぎの利息である「過払い金」。
司法書士の中には、テレビやラジオで朝から晩まで、大量のCMを流しているような事務所もあります。
また、司法書士の中には、インターネット上で、大量に広告を出してきたり、検索候補を汚染するような仕掛けをしているような事務所もあります。
こうした司法書士の事務所は、まず、「過払い金の無料診断」や「過払い金の無料調査」などと称して、お客さんを集めています。
「現金がいくら戻ってくるか確認しましょう」とか「郵送だけで過払い金を調べられます」などとハードルを下げて集客を図っているのです。
ところが、この「過払い金の無料調査」や「過払い金の無料診断」の結果、司法書士に過払い金請求の依頼を断られてしまう人が続出しています。
こちらのページでは、▼どのような場合に、司法書士から依頼を断られてしまうのか、そして、▼司法書士に依頼を断られた場合、どうすれば良いのか、についてまとめておきました。
過払い金の金額が140万円を超える場合
司法書士から依頼を断られる最初のパターンは、過払い金の金額が140万円を超えている場合です。
法律上、司法書士は、過払い金の金額が140万円未満の案件しか取り扱うことができません。
過払い金の金額が140万円を超えると、司法書士は、過払い金の返還交渉を行うことも、裁判を起こすこともできないのです。
このため、過払い金の無料調査の結果、過払い金の金額が140万円を超えている場合、司法書士は、過払い金請求の依頼をそのまま受けることができません。
「自分の場合は過払い金はそう多くないだろう」。
そんな勝手な思い込みから、安易に司法書士に依頼して、調査の結果、過払い金の金額が140万円を超えてしまっているという方が非常に多くなっているのです。
たとえ50万円の借入れでも、長い期間、借りたり返したりを続けていると、過払い金の金額は、簡単に140万円を超えてしまいます。
過払い金の金額が140万円を超えた場合は、司法書士がそのまま依頼を受けることは、法律上固く禁じられていますので、この場合、司法書士が依頼を断るのは、正しい対応であると言えます。
争点があって司法書士が逃げ出す場合
続いて、最近特に増えているのが、過払い金の金額は140万円未満でも、過払い金の争点があって、過払い金の回収に手間がかかるケースです。
たとえば、過払い金の無料調査の結果、取引の中に、借入れも返済もない空白期間があり、取引が2つに分かれると相手方業者が主張してくるような案件です(「取引の分断」という争点です)。
このように争点があることが判明すると、司法書士の中には、「弁護士案件」などと言って依頼を断るような事務所があります(実際にそうした方からの依頼を何件も受けています)。
過払い金の金額が140万円未満だから安心して司法書士に依頼できると思ったら、争点があるから、大変だからと、司法書士が逃げ出してしまう件が増えているのです。
そもそも過払い金というのは、現金が戻ってくるものでも、自動的に入金されるものでもありません。
過払い金を取り戻す手続きは、法律的な紛争です。過払い金は、戦いの末勝ち取らないといけないものです。
ところが、司法書士事務所の中には、手間がかかることを嫌い、本格的な争いになるような案件は、たとえ140万円未満の案件でも、「弁護士案件」などと言いだして、依頼を断るようなところがあるのです。
しかも「弁護士案件」などと言って、面倒な案件は弁護士に押し付けてくるのですから、困ったものです。「法律家」や「専門家」を名乗るのであれば、争点がある件でも頑張ってもらいたいものです。
⇒ 過払い金の争点
司法書士に断られたらどうすれば良い?
過払い金の金額が140万円を超えていることが判明した場合、多くの司法書士事務所では、提携している弁護士事務所を紹介するようです。
でも、その紹介された事務所にそのまま依頼をして大丈夫でしょうか?
そもそも過払い金の無料調査や無料診断を依頼した司法書士事務所は、全国チェーンの大量処理型事務所ではないですか?
全国各地からお客さんを集めて、ベルトコンベアのように、大量の案件を処理する事務所ではないでしょうか?
そうした大量処理型事務所が提携している弁護士事務所も、同じように、大量の案件を機械的に処理する大量処理型事務所かもしれません。
1件1件にかける労力を極限まで減らして、いかに効率よく案件を処理していくかに注力するのが過払い金の大量処理型事務所です。
大量処理型事務所の弁護士は、きちんとあなたと面談相談を行ってくれるでしょうか?書類のやり取りだけで依頼を受けようとしていませんでしょうか?
大量処理型事務所の弁護士は、きちんと裁判を起こして、あなたの過払い金をできるだけ多く取り戻そうとしてくれるでしょうか?
大量処理型事務所の弁護士は、争点があったりした場合、しっかりとした法的主張を裁判で繰り広げてくれるでしょうか?
「司法書士から紹介されたから」という理由で、会ったこともない弁護士に依頼するのは、とっても危険なことです。
もし司法書士から依頼を断られ、東京や大阪の弁護士事務所を紹介されたら、一度立ち止まってください。
過払い金請求に真剣に取り組んでいる事務所がないかを、インターネットなどできちんと調べてください。
司法書士に断られた方は片山総合法律事務所へ
名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所は、2011年の事務所設立以来、過払い金請求に力を入れ続けている事務所です。
過払い金請求の経験豊富な所長弁護士が、全ての方の案件を担当し、1件1件迅速で丁寧な対応を心がけています。
大手事務所だと、どの弁護士が担当になるかわからず、また、弁護士と連絡が取れなくなってしまうことが心配です。一方で、名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所では、所長弁護士が、依頼者への連絡も含めて、全ての案件を担当するので安心です。
これまで、名古屋市、愛知県、岐阜県、三重県、静岡県にお住いの方を中心に、たくさんのご相談・ご依頼を頂き、過払い金請求の分野では、圧倒的な口コミと評判を集めている事務所です。
事務所は、名古屋駅すぐの場所にあります。ご相談は完全予約制となりますので、事前のご予約が必要です。
金額が大きくて司法書士に断られた方はもちろん、140万円未満でも争点があるために司法書士に断られた方は、名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所にご相談ください。
司法書士に「弁護士案件」と断られた場合まとめ
以上のように、司法書士から「弁護士案件」として断られた場合、安易に紹介された弁護士事務所に依頼しないことが大事です。
お住いの地域に過払い金請求に真剣に取り組んでいる事務所が無いかをきちんと探してください。
もし見つからないようであれば、名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所にご相談ください。
過払い金は、依頼する事務所によって、戻ってくる金額も戻ってくるまでの期間も大きく異なる分野です。
「CMなどで知っているから」とか「司法書士から紹介されたから」などという安易な理由で、弁護士を選んでしまうと、過払い金を十分回収できない可能性もあります。
まずは、しっかりと過払い金を回収してくれる弁護士をきちんと見つけることが大事です。