不倫慰謝料を請求される側の場合、請求する側から、訴状や内容証明郵便が届くことがあります。
「どのように対応したらよいのかわからない」という方のために、不倫慰謝料請求に詳しい弁護士が、対応方法をまとめておきましたので、ご覧ください。
相手方弁護士から内容証明郵便が届いた方へ
不倫慰謝料を請求する側が依頼した弁護士から内容証明が届いた方へ。
相手方は弁護士に相談して、不倫慰謝料を本気で請求しようとするから内容証明郵便を出してもらっています(もちろん内容証明郵便を出すのに費用がかかっています)。
このため、この内容証明郵便が届いた場合には、速やかに弁護士に相談することをお勧めします。
内容証明郵便に自分で対応しようとする方へ
相手方弁護士から内容証明郵便が届いているのに、自分で対応しようと思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、不倫慰謝料請求は立派な法律問題です。
いくらネットで色々調べても、きちんと法的な主張をできるでしょうか?
もしかしたら、ネットで調べた情報が間違えていたため、本来裁判では認められないような部分まで支払わされてしまうかもしれません。
法律上の交渉はそれだけ慎重に進める必要があるものです。
このため、自分自身で相手方と交渉するのは、あまりお勧めできません。
1日も早く、弁護士に相談するようにしてください。
内容証明郵便を無視しようとする方へ
「なんか弁護士から書類が届いたけど、払いたくないから無視しよう」。
不倫慰謝料を請求する内容証明郵便を受け取っても、そんな風に思って、何の対応もしない方も多いかと思います。
でも、不倫慰謝料を請求する側は、わざわざ弁護士に依頼して、内容証明郵便を送ってもらっているのです。
無視をしたら、そのまま裁判に移行するだけです。
「主張は裁判で行う」という方は、無視してもらって大丈夫です。
でも、「できれば裁判は避けたいな」という方は、内容証明郵便を受け取った時点で、弁護士に相談することをお勧めします。
不倫慰謝料の訴状が届いた方へ
相手方からの請求を無視していたら、不倫慰謝料請求の訴状が届いたという方。
さすがにもう無視するわけにはいきません。
「面倒くさいから」とか「仕事があるから」とかいう理由で、何も書類を出さずに、裁判を欠席したらどうなるか?
恐ろしいことに、あなたは争っていないものとして取り扱われてしまい、相手方の請求が認められることになってしまいます。
また、「裁判くらい自分で対応しよう」というのも非常に危ないです。
繰り返しになりますが、不倫慰謝料請求は、立派な法律問題です。
ネットで調べて自分でやろうとしても、法律は専門的な分野になりますので、なかなか十分なことはできません。
このため、訴状が届いた方は、速やかに弁護士に相談するようにしてください。
名古屋駅の弁護士・片山総合法律事務所では、不倫慰謝料請求の問題に力を入れています。
ホームページでも、不倫慰謝料請求を請求される側の場合の流れなどをまとめていますので、ぜひご覧ください。